
副業投資家のぶんぺいです。
今回はギャラクシートレンドFXを取り上げてみます。
「第3のインジケーター」
「勝率97.9%」
「年収3億円」
という相変わらず誇大っぷりが半端ないですが、新しいインジケーターが紹介されていたこともあり、ギャラクシートレンドFXを調査してみました。
今回のレビューでは、3つの理由から年収3億円を稼ぐのは無理であることを解説します。
ではいってみましょう~
販売業者 | クロスリテイリング株式会社 |
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運営責任者 | 松野有希 |
所在地 | 〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル12F |
電話番号 | 03-5244-5377 |
メールアドレス | support@kanzaki.cross-academy.jp |
目次
ギャラクシートレンドFXとは?
ギャラクシートレンドFXとは、結論から言うとサインツールです。
サインツールは、そのサインの形や出し方にはいろいろありますが、今回はチャートにサインが表示されて、そのサインが上向きの矢印なら買い、下向きの矢印なら売りを推奨するというもの。
サインツールは、相場を深く分析できなくても、サインに従ってトレードできるので、初心者でも簡単にトレードできるというメリットがあります。
ただし、そのサインが本当に高勝率のエントリー方向を示しているかが最も重要です。
サインツールが優れているかどうかは、この1点にかかっているといっても過言ではありません。
ではまずギャラクシートレンドFXの概要をさらりとまとめてみました。
勝率と平均獲得pips
勝率
- 裁量なし: 84%
- 裁量あり: 97.9%
利確・損切り・リスクリワード
- 平均利益獲得pips: 20pips
- 平均損切りpips: マイナス5pips
- リスクリワード: およそ1:4
使われるインジケーター
インジケーターとは、データを視覚化してチャートに表示させることができるグラフや図形のことです。
インジケーターを表示させることで、相場の過去・現在・未来がよりわかりやすくなります。
ギャラクシートレンドFXで使われるインジケーターは以下の2つ
- QQE
- ボリンジャーバンド
QQEは私も今回初めて知りましたので、いろいろ調べてみました。
が正直に言いますと、ほとんど何もわかりませんでした。
RSIの改良版ぐらいしか説明がでてきません。
一方、ボリンジャーバンドは広く知られているインジケーターですね。
ボリンジャーバンドについては下の記事を参考にしてください。
ボリンジャーバンドは通常ローソク足に表示させますが、ギャラクシートレンドFXでは、チャート下部にQQEといっしょに表示させています。
理由はQQEがボリンジャーバンドをバンドウォークする部分を狙ってトレードするからとのこと。
この点はのちほど解説します。
トレードの条件
推奨通貨は以下のとおり
- ドル円
- ユーロ円
- ポンド円
- ポンドドル
チャート条件は以下のとおり
- メインが15分足
- 5分足でもトレード可能
エントリーチャンスは5分足と15分足を合わせて月に200回程度だそうです。
決済ルールは企業秘密でした。。
ただしエントリーしたら決済マークがチャートに表示されるます。
そのマークが出た時点で決済することになります。
独自機能
2つあります。
- トレンドの星マーク
- 激熱サイン
トレンドの星マークは、黄色が点灯しているときがトレンドが出ているとき。
星マークの黄色が点灯していないときは、レンジ相場を表していることになります。
激熱サインですが、通常の矢印とは異なっており、このサインが出たときは通常のサインよりもさらに高確率で勝てるとのこと。
価格
49,800円です。
この手のサインツールではまずまずの価格です。
高すぎず安すぎず、といったところでしょうか。
ただ気軽に買ってみようか、といえるほど安くはないので、慎重に検討したほうがいいと思います。
ギャラクシートレンドFXをオススメできない3つの理由
年収3億円を目指すギャラクシートレンドFXですが、わたしの考えるオススメできない3つの理由を挙げてみます。
- トレード履歴にはっきりしていない部分がある
- QQEは実はほとんど使われていないのでは
- バンドウォークの初動をどうしてとらえられるかの説明がない
どういうことなのか、早速ひとつひとつ見ていきましょう。
トレード履歴にはっきりしない部分がある
サインどおり完全無裁量で勝率84%・獲得pips75,247pipsと商品サイトにはあります。
しかしこれらの数字の根拠となる、サインに従ってトレードしたときの実績は載っていません。
勝率84%や75,247pipsの詳細データがないのです。
完全無裁量なのだから、サインの出現実績とトレード履歴を公開してもよいはず。
もし裁量なら、これはトレードスキルに関わることなので、人によってスキルのレベルが違い、当然実績も異なります。
しかし完全無裁量というのは、誰がやっても同じ結果になる、ということなので「ここでサインが出て、この時間にエントリーして、ここで決済しました」を公開すれば、ギャラクシートレンドFXへの信頼も高まるはずです。
その情報を公開していないとすれば、勝率84%や獲得pips75,247などの数字が疑わしいと思われても仕方がないですよね。

わたしがオススメしているナイツ2020は毎日トレード結果を公開し続けています。
実は大暴落した2020年2月は、フォワードテストを始めた2019年7月から初めて月ベースでマイナスになりました。
それでもきちんと情報を公開しているんです。
「初心者でも年3億円が簡単に目指せる」というような誇大広告も、まあ普通に考えてそんな事ほぼ不可能なんですけど、100歩譲って、そんな広告がありだとして、じゃあその根拠がわかるデータをきちんと公開してほしいですね。
トレード履歴は公開されていますけど、時間の部分にぼかしが入っているので、照合のしようがないんです。
なので勝率84%や75,247pipsは簡単に信じられる数字ではありません。
QQEは実はほとんど使われていない?
ギャラクシートレンドFXの根幹をなしているのがQQEというインジケーターとのこと。
商品サイトの動画でも説明があったんですが、QQEは日本ではほとんど知られていないとのこと。
確かにググってもQQEについての説明が出てこないはずです。
わたしが普段使っているTradingViewでもインジケーターとして登録されていないので、過去検証もできません。
なお「欧米ではよく知られているインジケーターだ」と本商品の開発者である本田氏は説明していますが、どうもそうでもないような気がします。
ためしにgoogle.comでQQEと正式名称のQualitative Quantitative Estimationを検索してみました。
google.comは主にアメリカ人が英語サイトを検索するときに使います。
ちなみにわれわれ日本人が普段使っているグーグルはgoogle.co.jpです。
赤枠で囲った部分が検索数なんですが、これが多いのか少ないのかよくわかりません。
ですので同様にRSIと正式名称のrelative strength indexでも検索してみました。
RSIは同じくインジケーターのひとつで、QQEの元になったとインジケーターと言われています。
日本のトレーダーの間でもなじみのあるインジケーターです。
RSIのほうが一桁多い検索数になっています。
文字どおり桁違いに多いのがわかりますね。
ということでアメリカでもRSIのほうが圧倒的に多くの人に検索されていることになります。
このことからQQEが欧米ではスタンダードである、というのは少し疑問があります。
もしQQEが欧米でスタンダードなら、検索数がもっと多くてもいいはずだからです。
よく使われるというのは、それだけ多くの人に、長い期間検証され、厳選され、淘汰されずに残るということですから、使われていないというのは何かしら問題がある可能性はあります。
ただQQEがどのようなインジケーターであれ、このギャラクシートレンドFXはサインでトレードするのでサインさえ確かであれば、それでいいんですけどね。
バンドウォークの初動がどうしてとらえられるのかの説明はない
ギャラクシートレンドFXがトレードで狙っているのは、QQEとボリンジャーバンドを組み合わせて、QQEがバンドウォークする相場の動きです。
バンドウォークというのはローソク足がボリンジャーバンドのバンドに沿って推移することです。
バンドウォークしているということはトレンドが出ているということになります。
これは確かにトレンドフォローの典型で、考え方も理にかなっています。
QQEがトレンドの強弱を表し、ボリンジャーバンドが相場の方向を表しているというのは、確かに納得できる説明です。
そしてバンドウォークすることが大衆心理の期待値という言葉で説明されています。
大衆心理の期待値が本物であればバンドウォークするし、偽物ならダマシに終わるとのこと。
これぞ、トレンドの「期待値」。
ギャラクシーライトは、これを捉えることができる、唯一のインジケーターなんです!
つまり、QQEがバンドウォークすれば、それは大衆から期待されている、本物のトレンド。
逆に、バンドウォークしていなければ、それは大衆から期待されていない、ダマシのトレンド。
でもちょっと待ってください。
バンドウォークを狙ってトレードするとすれば、バンドウォークの初動をとらえないといけません。
バンドウォークが始まってからエントリーしても遅いときがあるからです。
QQEがボリンジャーバンドをバンドウォークした、というのは結果でしかなく、それが今から起こるのかどうなのかを知りたいわけです。
しかし残念ながら、バンドウォークの初動をつかまえることについての説明は、どこを見てもありませんでした。
ここからは想像ですが、本物の期待値(=本当にバンドウォークが始まる)と偽物の期待値(=バンドウォークと見せかけてダマシになる)の違いは、サインどおりエントリーしたら高確率でバンドウォークして勝てるからサインを信じろ、ということを言いたいのかな、と考えています。
QQEがバリンジャーバンドをバンドウォークするところを狙ってトレンドフォローのトレードをするという考え方はいいと思います。
わたしが、もしボリンジャーバンドを使ってバンドウォークの初動をつかまえるなら、ローソク足の高値安値の更新を見てエントリーします。
つまりローソク足がボリンジャーバンドに当たって、直近の高値安値を更新してきたらエントリーしてもいいと考えます。
逆に言うとローソク足がボリンジャーバンドに当たっても、直近の高値安値を更新できなければ、レンジやレジサポで跳ね返させる可能性を考え、エントリーしません。
わたしの方法で高勝率が得られるかは検証の必要もありますが、理にかなっているとは思います。
このようにバンドウォークの初動をつかまえるメカニズムについて説明があってもいいと思うのですけど、ギャラクシートレンドFXでは説明がないので、何か理由があってのことかと考えてしまいます。
つまりサインどおりにエントリーしても、高確率でバンドウォークの初動をとらえることができるかどうかは疑問なわけで、無裁量でエントリーして84%の勝率も実は疑わしいと考えています。
なおもっと条件を絞り込めば、冒頭にある勝率97.9%を目指せるそうですが、FXを少しでも知っていれば、そんなことはあり得ないので、ここはあえて解説はしません。
まとめ
ギャラクシートレンドFXはサインツールとしてどこまでの実力なのかはわかりませんが、勝率97.9%とか、年収3億円が目指せるとか、かなり無理がある内容です。
それは以下の3つの理由からです。
- トレード履歴にはっきりしていない部分がある
- QQEは実はほとんど使われていないのでは
- バンドウォークの初動をどうしてとらえられるかの説明がない
実績にはっきりしない部分があり、勝率や手法の根拠があいまいで、QQEというあまり使われていないインジケーターを使うという点で、ギャラクシートレンドFXはオススメはできません。
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相場がこれからどのように動くのか?を予測することは簡単ではありません。
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そこでわかったのは、
- 再現性の高い場面だけを見つけてトレードすること
- 利益が残る資金管理をルール化して必ず守ること
の2点です。
この2点を実践することで、少しずつ利益が出せて、かつ積み上げていくことができるようになりました。
この2点は、自転車のタイヤのようなものです。
自転車は両輪があって初めて前に進めるわけです。
トレードもこの2点の両方が確立しなければならないと考えています。
逆に言うとどちらかが欠けると、いつまでたっても利益が残らないということです。
再現性の高い場面を見つけてトレードするのは「スキル」になります。
ルールを必ず守るのは「メンタル」になります。
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投資で継続的に利益を出すためにはどうすればよいのか?
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しかしどんな方法であっても、最低限守らなければいけないルールがあることも事実です。
そのルールどおりに行えるかどうかが、利益を出すための大きな鍵になります。
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ぶんぺいでした。