
副業投資家のぶんぺいです。
今回は、勝率95.7%、年間利益1億3800万円とうたわれているフェニックス・トレンドFXを徹底評価してみます。
ロジックの元になるのは、エリオット波動とグランビルの法則の組み合わせとのこと。
しかしサインがエントリーポイントを教えてくれるので、実はエリオット波動やグランビルの法則を知る必要もないとも言っています。
エリオット波動やグランビルの法則はそもそも勝てるロジックなのか?
ロジックを知らなくてもサインどおりにエントリーしたら勝てるのか?
サインだけで年間1億以上稼げるのか?
ひとつずつ解説してみます。
販売業者 | クロスリテイリング株式会社 |
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運営責任者 | 松野有希 |
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電話番号 | 03-5244-5377 |
メールアドレス | support@kanzaki.cross-academy.jp |
目次
フェニックス・トレンドFXとエリオット波動
フェニックス・トレンドFXで重要なカギを握るのはエリオット波動というロジックになります。
エリオット波動とは何か?
フェニックス・トレンドFXでのエリオット波動がどのように使われるのか?
まずここから解説したいと思います。
エリオット波動とは?
ラルフ・ネルソン・エリオット氏が考えた株式投資のテクニカル理論のことです。
エリオット波動は相場の動きを波動で表します。
波動とは、相場が上がったり下がったりすることをイメージしてください。
その波動を上昇は5つ、下降は3つで表したのがエリオット波動の重要なポイントです。
ところでエリオット波動の上昇の条件でよく言われるのは以下の3点です。
- 第1波、第3波、第5波のうち第3波が最も長くなる
- 第2波のスタートは第1波のスタートよりも高い位置にある
- 第4波のスタートは第1波の高値よりも高い位置にある
簡単に言うと、上昇の5つの波動は上下を繰り返しながら、高値安値を切り上げているということです。
第5波を狙う
フェニックス・トレンドFXは第5波を狙ってトレードすると説明しています。
エリオット波動の上昇の条件である「3つの上昇波のうち上昇第3波が最も長くなる」とあり、一般的に第3波を狙うことが多いです。
ところがフェニックス・トレンドFXでは第3波を狙わないと説明しています。
なぜ第3波を狙わないのか?
その理由は、第1波と第2波を見極めるのが難しいからとのこと。
確かに第3波を狙うには、第1波と第2波が出たことを確実に見極めなければなりません。
そしてこの第1波と第2波は、下落が終わって上昇が始まる最初の波動になります。
つまり下落が終わったのか?これから上昇するのか?を判断しなければなりません。
そういう意味なら、確かに第1波と第2波を見極めるのは難しいですね。
しかしエリオット波動の第5波を狙う意図はよくわかります。
というのも第5波が発生するまでに、高値と安値はそれぞれ更新されるからです。
例えば上昇なら
高値切り上げ = 第1波の高値を第3波の高値が超える
安値切り上げ = 第2波の安値を第4波の安値が超える
ということになり、上昇トレンドになっています。
第5波を狙う意図とは、トレンドフォローでトレードする、ということになりますね。
第3波が形成されたら必ず第4波と第5波が発生する?
もうひとつフェニックス・トレンドFXで第5波を狙う理由として、第3波ができたら100%第4波と第5波が発生するから、とのこと。
相場は、常に上がって下がっての波動が繰り返されるので、そういう意味なら第4波と第5波が発生するのは間違いではないです。
しかしエリオット波動の第4波と第5波は高値安値が切り上げなければなりません。
その第4波と第5波が100%発生するか?と言えば、そうならないこともあります。
それは第3波が形成された後、第4波がそのまま下降トレンドとなることもしばしばあるからです。
第5波の初動をとらえる方法
ではエリオット波動の第5波は発生するとして、その初動をとらえることができるとのこと。
確かに波動の初動をとらえることができれば、容易に利益を伸ばすことができますよね。
でもどうやって第5波の初動をとらえるのか?
それはグランビルの法則を利用するそうです。
フェニックス・トレンドFXでグランビルの法則が使われる理由
エリオット波動で第5波を狙うこと、しかも第5波の初動を狙う手法だとわかりました。
ではどうやって第5波の初動を狙うのか?
その答えがグランビルの法則だそうです。
フェニックス・トレンドFXでグランビルの法則が使われる理由を解説します。
グランビルの法則とは?
ジョセフ・E・グランビルというアメリカ人が考えたチャート分析方法と言われています。
分析方法は移動平均線を利用しています。
売買のタイミングは、買いと売りでそれぞれ4つ、計8つのタイミングがあります。
引用: 大和証券
グランビルの法則をエントリーポイントに利用する
エリオット波動の第5波の初動を捕まえるために、グランビルの法則を利用すると動画で紹介されていました。
しかも使うのは買いも売りもパターン③の場面。
パターン③は移動平均線で反発しています。
つまりエリオット波動の第4波が移動平均線に当たるところでエントリーするということです。
グランビルの法則の問題点
8つの売買エントリーポイントはどれも実際にそのとおりに相場が動くこともありますが、そうでないこともあります。
③の移動平均線での反発もそうなることもあるが、そうならないこともあるということを理解する必要があります。
またグランビルの法則で説明されている移動平均線の時間軸は200日線です。
つまりもともと日足チャートが使われており、しかも200日という時間での分析なんです。
数分から数時間の時間軸でグランビルの法則をそのまま使うのは無理があると感じます。
実際のエントリーとそのあとの値動き
エントリーポイントを見てみると、どれも移動平均線付近だとわかります。
ただ実際にトレードしたと言われるチャートを見てみると、いずれもエントリー後に含み損を抱えています。
これは必ずしも移動平均線で反発しているわけではないということ。
そもそも移動平均線で反発することを狙うというのは、無理があるのではと感じます。
わたしなら、買いの場合は移動平均線をいったん割って、再度上抜けたところが確実だと思います。
また売りの場合は、移動平均線をいったん上抜けてから、再度下抜けたところでエントリーがより確実だと思います。
フェニックス・トレンドFXはサインツールソフト
フェニックス・トレンドFXは売買サインを教えてくれるサインツールソフトです。
つまりチャート上に買いまたは売りのサインを表示するソフトです。

トレードするときは、そのサインに従ってエントリーすればいいわけですね。
エリオット波動やグランビルの法則を知らなくても簡単にトレードできると言っているのは、これが理由です。
ではフェニックス・トレンドFXの主な3つの機能
- パーフェクトExGサインツール
- マルチタイムExGチェッカー
- マネジメントExGツール
これらをひとつずつ解説します。
パーフェクトExGサインツール
準備サインと本サインを出すソフトです。
準備サインとはエリオット波動の第3波の終了を表すサイン。
本サインはエリオット波動の第5波の初動を表すサインとなります。
マルチタイムExGチェッカー
5分、15分、30分、1時間、4時間、日足のチャートでサインを出すソフトです。
チャートは1画面しかありませんので、ひとつの時間軸のチャートしか表示できません。
そのため他の時間足でサインが出たのかどうかがわからない状態です。
その問題を解消するため、画面の右上にそれぞれの時間足の数字を表示して、サインが出たら↑マークで知らせてくれることになっています。
同じ通貨でも6種類の時間軸のサイン有無を同時監視できることになります。
マネジメントExGツール
- OCO注文を出してくれる
- 最適なロット数を自動計算してくれる
OCO注文とは、利確と損切りを同時に発注できる注文方法のことです。
エントリーしたあと、注文が利確の価格に達すると、利確注文は決済となり、損切り注文は自動的に取り消されます。
逆に注文が損切価格に達すると、損切り注文が決済となり、利確注文は取り消されます。
一方、最適なロット数を自動計算してくれる、いうのは動画で説明していた
「余剰資金に対する最大許容損失額を入力すると、自動でロットの計算をしてくる」
ということです。
余剰資金?
最大許容損失額?

どういうことか簡単に説明します。
FXには証拠金が必要です。
1万通貨の取引をしたいなら、ドル円が100円のとき、100万円分の取引が可能です。
レバレッジを最大25倍ですから、4万円あればトレード可能です。
しかし4万円ちょうどだと、少しでも資金が減ったら1万通貨の取引ができなくなります。
なので4万円にプラスしてトレードするのが普通です。
このプラスの部分が余剰資金になります。
例えば6万円プラスしたとします。
すると証拠金は10万円になります。
※レバレッジは下がって10%になります。
この余剰資金の6万円分がいくらまで減ってもよいか、というのが最大許容損失額となります。
この最大許容損失額を入力することで、自動的にロット計算してくれるというのです。
ただ最大許容損失額がいくらなら、ロット数がいくら、の説明はありませんでした。
おそらく最大許容損失額が大きくなればロット数も増えるし、最大許容損失額が小さくなればロット数も減るのだと思われます。
ツールを使ってエントリーすればあとは自動?
パーフェクトExGサインツールでエントリーポイントを決めます。
そしてマネジメントExGツールに数値を入力してクリックすればOCO注文が発注され、利確も損切りも自動で決済してくれます。
つまりツールを使ってエントリーすれば、あとは自動でお任せにできます。
ということは初心者でも簡単に操作できそうですね。
しかもロット計算も自動なので、無理なトレードをしてすぐに資金を失ってしまうようなことも避けられそうです。
ただし初心者が簡単に利益を増やせるかといったら、実はそうでもないことがわかりました。
ツールだけでトレードすれば勝率は70~80%
これはQ&A動画で開発者の脇田氏が発言しています。
商品サイトでうたっている勝率95.7%は誰でも可能なわけではないようです。
勝率を上げるためにはトレードスキルを身につける必要があるとも言ってます。
つまり勝率を上げたかったら、サインが出てもエントリーするかどうか見極めなければならいということになります。
損益比(リスクリワード)は1:1程度と言っていますから、勝率がもし本当に70%なら、ギリギリ利益が残る計算にはなります。
もしリスクリワードがわからない人は下記の記事の目次から損切りルールのステップ3を参考にしてください。
全くの初心者がフェニックス・トレンドFXでトレードを始めたとしたら、最初はあまり利益を増やせない可能性はあります。
サインだけのトレードで勝率70~80%と正直に説明しているのはよいことだと思います。
しかしその勝率を保証しているわけではないので、初心者には勧められない商品ではないかと感じます。
トレードチャンスは何回あるの?
トレードチャンスは毎月350回程度と説明しています。
しかし3つの理由で、そのほとんどのチャンスはトレードが難しいと思われるからです。
ひとつは仕事や生活時間の問題です。
仕事のある人は仕事中のトレードは難しいし、食事や就寝など生活に不可欠な時間はトレードができません。
次にトレードチャンスは重複することもあるでしょう。
クロス円やドルストレートを推奨していますが、通貨ペアの数が多いほど、重複も多くなります。
3つ目は、長い時間足でエントリーしたら、別のポジションは持てない問題もあります。
4時間足や日足など長い時間足でエントリーすれば、ポジションを持つ時間は数時間から2~3日になることもあるでしょう。
ポジションを持っている時間帯に、別のポジションを持ちたかったら、資金を増やす必要があるからです。
ちなみに商品サイトでは9月だと59回エントリーしています。
FXで年間1億円以上稼ぐためには
まずトレードしたときのチャートにもありますが、10ロットでトレードしています。
10ロットということは、最低でも50万円以上のトレード資金が必要です。
余剰資金を考えるなら100万円は必要でしょう。
つまりスタートから100万円程度の資金を準備しなければ、1億円は目指せません。
そして勝率が本当に95%なら、リスクリワード1:1でもある程度稼げると思います。
複利で回せば年間1億円は簡単だと思います。
しかし勝率が70%程度だとしたら、どうでしょうか?
月に30回トレードしたとして、勝率70%なら、キリのいい数字で20回が勝ちトレード、10回が負けトレードとします。
リスクリワード1:1ですから、10回ずつのそれぞれ勝ち負けを相殺して、残り10回の勝ちトレード分が利益です。
1回の勝ちトレードが30pipsだとすれば、約300pipsになります。
10ロットだと300万円の利益ですね。
もしこのペースで利益を増やせるとして、100万円増えるごとにロット数を上げていけば、1年以内で1億円は超えそうです。
ただしこれはあくまで勝率70%以上かつ平均獲得pipsが30pips以上であることが前提です。
逆に勝率が下がって仮に50%以下になれば、利益は増えないどころか、むしろ損失が増えていきます。
理論上は50%を下回らなければマイナスになりませんが、リスクリワード1:1で勝率50%ならほぼ確実に破産すると言われています。
リスクリワードレシオが1.0のとき、勝率が50%なら100%破産と出ています。
まとめ
フェニックス・トレンドFXのメリットをまとめてみます。
- エリオット波動の第5波の初動をサインで示してくれるので初心者でもエントリーポイントがわかる。
- エントリーさえすれば、OCO注文で自動決済可能。
- 最大許容損失がからロット数を自動計算してくれる。
一方、フェニックス・トレンドFXのデメリットもまとめてみました。
- 移動平均線で反発するところでエントリーするのはそれほど優位性があるとは思えない。
- 実際のトレードしたチャートでも含み損を抱えている時間帯がある。
- サインだけでエントリーした場合の勝率は70~80%、しかも勝率は保証されているわけではない。
フェニックス・トレンドFXを徹底解説してみましたが、結論としては、サインだけで1億円以上は難しいですね。
まずトレード資金に最低でも100万円は準備しないと10ロットでのトレードができないからです。
従って資金がない場合は1億円以上の利益を出すのは難しいと思います。
さらに勝率が70%を下回ると利益すら残らない可能性がありますので、購入を検討している人は十分注意してください。

ぶんぺいでした。
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相場がこれからどのように動くのか?を予測することは簡単ではありません。
なぜかというと、相場はあまりに不規則に動くので、これから上がるのか下がるのか、またどれだけ価格が動くのか、常に見極めることはほぼ不可能だからです。
90%以上のトレーダーが資金を失って退場してしまうのが、相場の世界だとも言われています。
にもかかわらず、わたしはチャートの読み方や資金管理を学ばずにトレードしていました。
そうするとアッという間に資金が消えてしまいました。
多くの優秀なトレーダーですら生き残れない、そういう相場で準備もなしにトレードすることは、今考えると無謀な行為でした。
そこから365日毎日チャートを見ながら、利益の残るトレードとはどういう方法なのか考えてきました。
そこでわかったのは、
- 再現性の高い場面だけを見つけてトレードすること
- 利益が残る資金管理をルール化して必ず守ること
の2点です。
この2点を実践することで、少しずつ利益が出せて、かつ積み上げていくことができるようになりました。
この2点は、自転車のタイヤのようなものです。
自転車は両輪があって初めて前に進めるわけです。
トレードもこの2点の両方が確立しなければならないと考えています。
逆に言うとどちらかが欠けると、いつまでたっても利益が残らないということです。
再現性の高い場面を見つけてトレードするのは「スキル」になります。
ルールを必ず守るのは「メンタル」になります。
わたしのメルマガでは、その「スキル」と「メンタル」について情報発信していく予定です。
わたしが目指すトレードとは次のようなことになります。
- ロジックができるだけ簡単に理解できる
- 小資金で楽にトレードできる
- あまり時間がなくてもトレード可能
- ルールどおり損切ができる
- 安定的に利益を残して、積み上げていく
これらの内容を皆さんと情報を共有して、いっしょにレベルアップしたいと考えています。
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投資で継続的に利益を出すためにはどうすればよいのか?
その方法は100人いれば100通りあるといっても過言ではないと思います。
しかしどんな方法であっても、最低限守らなければいけないルールがあることも事実です。
そのルールどおりに行えるかどうかが、利益を出すための大きな鍵になります。
少しでもあなたのお役に立てるアドバイスができれば、という思いでこの無料相談の窓口を設けました。
ぜひご活用くださいね。
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それではご連絡お待ちしております。
[…] レードができないからです。さらに勝率が70%を下回ると利益すら残らない可能性がありますので、購入を検討している人は十分注意してください。〔出典元〕https://bunpei225.com/phoenix_trand_fx/ […]