
こんにちは。ぶんぺいです。
今回は世界最高レベル!237連勝 神すらもあざむく究極の錬金術とうたわれているFX魔法学校を検証してみます。
FX魔法学校
販売業者 | クロスリテイリング株式会社 |
---|---|
運営責任者 | 松野有希 |
所在地 |
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1アルカセントラル12F |
電話番号 | 03-5244-5377 |
メールアドレス | info@style-nk.com |
FX魔法学校ではフィボナッチを使ったトレード手法を紹介しているようですが、フィボナッチで本当に237連勝も可能なんでしょうか?
普通に考えて237連勝はあり得ない数字です。
よほどの再現性がないとそんな連勝は不可能かと思います。
ましてフィボナッチがトレード手法の元になっているようですが、フィボナッチを使ったトレードでそれほどの連勝を再現できるとは聞いたこともありません。
どのようなトレードなのか?フィボナッチで237連勝は可能なのか?一つ一つ検証してみます。
FX魔法学校とは?
結論から言いますとFX魔法学校とは北田式フィボナッチアカデミーという名前の商品でした。
この商品は大きく分けて3種類のコンテンツがあります。
・トレード方法の説明
・サインツール
・サポート
トレード方法の説明は講義という形で提供されるようです。
サインツールはエントリーができる場面を事前に教えてくれるツールだそうです。
サポートはメールやコメント、また添削という形でフォローしてくれるようです。
北田式フィボナッチアカデミーの詳細
以下は商品サイトにうたわれている中身になります。
3種類のコンテンツを色分けしてみました。
・北田式フィボナッチ完全講義~基礎編
・北田式フィボナッチ完全講義~神の法則「フィボナッチ」の神髄
・北田式フィボナッチ完全講義~究極の「錬金術ロジック」解説編
・北田式フィボナッチ完全講義~ロジック応用編
・北田式フィボナッチアカデミー「シークレット東京セミナー」
・北田式フィボナッチアカデミー限定オンラインセミナー(全3回)
・北田式フィボナッチ自動生成ツール
・北田式フィボナッチ高性能サインツール
・北田夏己のフィボナッチリアルトレード動画(全10本)
・プロジェクトメンバー限定!北田夏己のトレード添削
・北田式フィボナッチの引き方集中トレーニング
・北田式フィボナッチトレードモデルケース(全10本)
・北田式フィボナッチ徹底メール講座
・無期限・回数無制限のコメントサポート
・90日間・回数無制限のメールサポート
・北田夏己の直接フォローアップ動画
ほったらかしでトレードとはIFO注文のこと
IFO注文とはエントリー、利確、損切の3つのポイントを1回で注文できる方法です。
例えば今ドル円が100円だったとします。
99円で売りのエントリー、98円で利確、100円で損切という注文を1回で出せるという意味です。
確かにこれだとほったらかしでトレードが可能です。
ただIFO注文はエントリーされなければ、ずっと注文が入ったままになります。
つまりあるロジックでエントリーを考えていたのに、結局エントリーされず、そのうち相場がロジックとは異なる値動きをしてしまったら、自分で注文を取り消さなければなりません。
あるいはそのままほったらかしで、ロジックとは異なる形でエントリーしてしまうことも想定されます。
ですので注文を出したらロジックどおりにエントリーしたかどうかの確認は必要です。
そういう意味では完全なほったらかしとはいきません。
サインツールがエントリーポイントを教えてくれる
「IFO注文はわかったが、ではいつ注文を出すの?」という疑問があると思います。
注文を出すポイントはサインツールが教えてくれるようです。
北田式フィボナッチアカデミーに「北田式フィボナッチ高性能サインツール」というものがあります。
これがおそらくエントリーポイントを教えてくれるはずです。
ただ利確と損切のポイントまで教えてくれるのかどうかは商品サイトからはわかりませんでした。
もしかしたら利確と損切は自分で設定する必要があるのかもしれません。
FX魔法学校はフィボナッチを使ったトレード
FXや日経225でトレードしていれば、フィボナッチという言葉は聞いたことがあるかもしれません。
私はフィボナッチを使ったトレードをしたことはありませんが、数あるテクニカル手法の中でも、ちょっと変わった手法という印象はあります。
理由はほとんどのテクニカル分析が過去のデータを何らかの形にして表示しているのに対し、フィボナッチはあらかじめ何%で値動きが反発する、というような未来予測に使われる側面があるからです。
例えば私がよく使う移動平均線は、単に過去の値動きの平均を線で表したもので、将来の値動きがどうなるかを予測したものではありません。
一方フィボナッチの場合は、値動きがある数値まできたら反転することを狙った手法で使われることが多いです。

これは高値安値の考え方にも似ていますね。
フィボナッチとは?
これは人の名前で、フィボナッチ数列を発見した人です。
1200年ごろのイタリア人だそうです。
ただフィボナッチをトレードに応用できると世に発表したのは、ラルフ・ネルソン・エリオットさんというアメリカ人です。
この人はエリオット波動を提唱したことで知られています。
つまりエリオット波動とフィボナッチは関係があるのですが、それはまた別の機会に記事にしたいと思います。
フィボナッチ数列とその計算方法
トレードでフィボナッチを使うときに、38.1%や61.8%の数値がよく使われます。
その数値がどこからきたのか?計算を紹介します。
ちなみにトレードでよく使うフィボナッチに50%の数値がありますが、これはフィボナッチ数列の数字ではありません。
半値戻しという言い方もされますが、高値安値の半分は意識されやすいということからの50%です。
フィボナッチ数列とは下記の数字のことです。
1、2、3、5、8、13、21、34、55、89…
これらの数字は前の2つの数字を足すと次の数字になるという規則性があります。
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=21
13+21=34
21+34=55
34+55=89
トレードでよく使われるフィボナッチ比率の計算
フィボナッチ比率61.8%の計算式は以下のとおりです。
あるフィボナッチ数列の数字÷1つ後のフィボナッチ数列の数字 ≒ 0.618
3÷5=0.6
5÷8=0.625
8÷13=0.615
13÷21=0.619
21÷34=0.618
34÷55=0.618
55÷89=0.618
※小数点第4位は四捨五入
大きな数字で計算すればするほど、だんだん0.618に近づいてきます。
次にフィボナッチ比率38.2%の計算式です。
あるフィボナッチ数列の数字÷2つ後のフィボナッチ数列の数字 ≒ 0.382
3÷8=0.375
5÷13=0.385
8÷21=0.381
13÷34=0.382
21÷55=0.382
34÷89=0.382
※小数点第4位は四捨五入
同じくだんだん0.382に近づいてきます。
なお黄金比率1.618の計算方法もフィボナッチ数列の数字が使われています。
フィボナッチ数列の隣どおしの数字を逆にして計算します。
5÷3=1.666
8÷5=1.6
13÷8=1.625
21÷13=1.615
34÷21=1.619
55÷34=1.618
89÷55=1.618
※小数点第4位は四捨五入
黄金比率とは自然界にみられる規則性や建築物・芸術作品の多くに見られることで有名です。
フィボナッチがよく知られるようになったのはこの黄金比率からだと言われています。
フィボナッチ数が自然界や建築物などで使われている例を紹介する動画
商品サイトでも黄金比率について説明がありますが、実際のトレードで黄金比率1.618が使われることはほとんどありません。

FX魔法学校でも黄金比率1.618は使われていないと思いますが、万が一使われていたらゴメンナサイ。
FX魔法学校のフィボナッチで237連勝は本当か?
前にもコメントしましたが、私はフィボナッチでトレードをしたことがありません。
ですのでフィボナッチがトレードでどれほど機能するのかは正直わかりません。
ただ今回のFX魔法学校のフィボナッチで237連勝が本当か?と聞かれれば、疑わしいと答えます。
理由は以下の3点からです。
・フィボナッチによるトレードで勝率100%はあり得ない
・トレード履歴が疑わしい
・時間軸が短いほどチャートは不規則になりやすいので100%回避は不可能
これらをもう少し詳しく説明します。
フィボナッチによるトレードで勝率100%はあり得ない
フィボナッチを使ったトレード方法はネットでたくさん紹介されています。
一方フィボナッチを使って継続的にトレードした実績はほとんど見かけたことがありません。
ほとんどのサイトはフィボナッチの数字に当てはまった場面のチャートのみを紹介しています。
FXなどのトレードでフィボナッチはそこそこ知られているので、38.2%や61.8%の位置が意識される時もあるとは思います。
なのでその位置を目印にトレードすると勝てるという再現性はあると思います。
ただそれが毎回再現するとは思えないわけです。
ところで商品紹介サイトの動画では普通のフィボナッチと使い方が違うとのコメントあります。
どのような使い方なのかはわかりませんし、もしかしたら61.8%や38.2%は使われないかもしれませんが、いずれにしてもフィボナッチ数列から計算された数値であることは間違いないでしょう。
フィボナッチ数列自体は確かに規則性はありますが、相場には規則性はありません。
さまざまなテクニカル手法は相場に合致して勝てることはありますが、合致せずに負けることも当然あります。
普通は勝てる確率が高いか低いかの問題が重要なのです。
ですのでフィボナッチを使って勝率100%というのはおそらくあり得ないと思っています。
トレード履歴が実際のチャートと一致しない
ドル円で調べてみました。
トレード履歴からランダムに3回の決済記録を抜き出して、その時のチャートと照らし合わせています。
2019年4月11日19:00の60分ローソク足とドル円111.539決済が一致していません。
2019年4月23日16:00の60分ローソク足とドル円112.014決済が一致していません。
2019年5月16日15:00の60分ローソク足とドル円109.719決済が一致しない
TradingViewというブラウザ上で表示できるチャートで検証してみました。
ただし15分足は今年8月ぐらいまでしか表示できなかったので、60分足を使っています。
その結果、ランダムに抜き出した決済記録はいずれも実際のローソク足と一致しませんでした。
時間軸が短いほどチャートは不規則になりやすいので100%回避は不可能
私はスキャルピングで1分足や5分足のチャートを見てトレードしますが、チャートの動きはほとんど不規則の連続です。
その中にテクニカル分析を当てはめて、規則性のある場面だけを切り取ってトレードをしています。
ただ規則性がある場面、つまり勝率が高いと思われる場面でトレードしたとしても、やはり相場が不規則に動いて、負けてしまうこともあるわけです。
FX魔法学校では基本は15分足でトレードするそうですが、毎回機能するとは思えないわけです。
例えばサインツールでサインが出て、IFO注文でエントリーが約定するまではシナリオどおりとします。
しかしそのあと相場が不規則に動けば、つまりシナリオどおりにならなければ損切になる場合もあると思います。
237回もエントリー後の相場がシナリオどおりに相場が動いたとはとても思えません。
逆に言うとフィボナッチは時間軸が長ければ長いほど機能しやすい可能性があると思います。
過去の有名な芸術や建築物に使われていたり、自然界にもフィボナッチ数列に基づいた模様があることもわかっています。
どんな場所であっても、どれほど歴史をさかのぼっても、フィボナッチ数列があるというこてゃ普遍性が見られるわけです。
これほど普遍性のある自然の摂理は、当然人間の心理とも結びついている可能性があってもおかしくはありません。
つまりフィボナッチ数列は大衆心理を予測する目安になる可能性があるというわけです。
その大衆心理の母数が大きければ大きいほどフィボナッチの数値に収束しているのではないかと考えています。
時間軸でいえば時間足よりも日足、日足よりも週足、週足よりも月足になるほどフィボナッチの数値に当てはまるのではないかと推測します。

これは機会があればまた検証してみます。
まとめ
FX魔法学校のフィボナッチと237連勝を検証してみたわけですが、今回わかったことは以下の3点です。
・フィボナッチを使って勝率100%のトレードはあり得ない
・トレード履歴が本物かどうか疑わしい
・15分足では相場の不規則な動きを100%回避することは不可能
ただフィボナッチを使ったトレードに興味がある人にとってはおもしろい商品かもしれません。
また勝率が100%でなくても、もし90%以上ならそれなりの利益は出ると思いますので、勝てそうな商品だと判断して購入するのも一つの方法かとは思います。
私は勝てる場面だけを切り取ってエントリーできるスーパースキャルピング225をオススメしています。
そちらも興味があれば見てください。
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相場がこれからどのように動くのか?を予測することは簡単ではありません。
なぜかというと、相場はあまりに不規則に動くので、これから上がるのか下がるのか、またどれだけ価格が動くのか、常に見極めることはほぼ不可能だからです。
90%以上のトレーダーが資金を失って退場してしまうのが、相場の世界だとも言われています。
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