
こんにちは。ぶんぺいです。
8月に入って株価は暴落していますね。
日経225も当然下げています。
日経平均株価は6月初旬に20300円の安値をつけてから、その後2ヶ月間かけて7月末に21700円まで約1400円上昇、それが8月1日の高値から8月5日の安値まで1500円以上も下落しているので、いかに株価の下落は速いかを物語っています。
今回は株価暴落に備えるために、過去の暴落のパターンを解説したいと思います。
またそのパターンからどのようにトレードできるかもまとめてみました。
目次
過去の株価暴落
株価は上がったり下がったりしますが、下がるときは上がるときよりもそのスピードが速かったり、下げ幅が大きいことがあります。
下落のスピードが加速すると株価の暴落につながることがあります。
過去の有名な株価暴落を調べてみました。
バブル崩壊
過去の株価暴落で有名なのは1990年のバブル崩壊でしょう。
1989年12月29日に38,915円の最高値をつけてから下落が始まり、その年の10月1日には20,222円まで下落しており、9ヶ月で18,694円も暴落しています。
9ヶ月間で株価はほぼ半分になった計算です。
過去にこれほど株価が下落したケースはなく、これ以降はデフレに突入し、政治や経済、社会が一変してしまいます。
またその9ヶ月間の中でも何度か大きな下落が何度かあります。
2月19日に日経平均株価37,223円が2月26日に33,322円まで暴落しています。
わずか8日で3,901円も下落したことになります。
7月18日で33,048円が8月23日では23,738円まで暴落しています。
36日間で9,310円下落しています。
9月13日始値25,075円から10月1日終値20,222円まで暴落しています。
20日間で4,853円下落しています。
1987年11月に21,000円台でしたから、2年かけて38,915円の最高値まで上昇したものの、その後9ヶ月で21,000円を下回っているので、下落は上昇の倍以上のスピードで進むことがわかります。
リーマンショック
リーマンショックとは2008年9月15日に、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことで、これを発端に世界経済が急速に後退していきました。
リーマンブラザーズ経営破綻前の2008年9月12日の日経平均株価は12,215円でした。
9月15日に経営破綻が発覚した翌日16日の日経平均株価は11,610円で605円と大幅に下落しましたが、これがその後の暴落の始まりに過ぎませんでした。
2008年10月27日には7,163円になり、リーマンブラザーズ経営破綻前から5,069円も下落、下落率は41%に達しました。
わずか42日間で株価が4割も下落したわけですが、その後12,000円台を回復するのは2013年3月ですので、実に5年もかけて元に戻ったということになります。

私もこのころはサラリーマンでしたが、10月から景気が一気に後退して、仕事が全くないどころか、数億円のキャンセルが相次いで、いままでに経験したことない状況でしたね。
直近10年の暴落のケース
2010年〜2019年の直近10年で暴落したケースをまとめてみました。
暴落の基準ですが、下落期間は最大2ヶ月間とし、下落率は10%以上としました。

ひとつだけ下落率9.9%がありますが、10%とカウントしました。
またチャートのローソク足は日足になります。
参考にしたチャートはCMEの日経225の過去チャートなので、株価の高値安値が大阪取引所の過去チャートと少し異なります。
このような条件でみたときに、2010年から2019年まで暴落したケースは13回ありました。
10年で13回ということは1年1〜2回の頻度で暴落があるという計算になりますね。
暴落したときのチャートパターン
暴落したときのチャートにはいくつかのパターンがあります。
まず暴落がどこから始まっているか?それまでのトレンドがどうなっていたか?
これを株価暴落パターンとして分類します。
また暴落時にチャートはどのような形を描いたか?
これをチャート形状として分類します。
株価暴落パターン
まず株価暴落のパターンにはおおまかに2種類あります。
・上昇トレンドからの暴落
・横ばいからの暴落
まず上昇トレンドからの暴落ですが、上昇から下落にすぐに切り替わるパターンです。
上昇が一転して下落に転じる訳ですから、下落が始まった当初はそれがその後の暴落につながるとは予測しにくいという特徴があります。
例えば2018年10月2日から暴落が始まったケースでは、10月2日の高値まで上昇し、そこから下落に転じており、横ばいがありません。
上昇がいつ下落に転換するか予測困難ではありますが、このケースではひとつだけポイントがあります。
10月2日の高値は2018年の1月につけた高値24,170円をわずかに超えたわけですが、2018年1月のときも上昇から一転して下落して暴落しています。
次に横ばいからの暴落するケースですが、これは横ばいの下限、つまりレンジの安値をブレイクしたローソク足が起点となります。
レンジを抜けたら暴落するとは限りませんが、少なくとも下落トレンドの目線でチャートを見ることはできます。
上のチャートでは「サインのローソク足」とありますが、これがレンジをブレイクしたローソク足のことになります。
株価暴落時のチャート形状
株価が暴落している時のチャートの形状はこれも大まかに2種類あります。
・ストレート形
・逆N形
ストレート形は一気に暴落するパターンです。
戻しがほとんどなく、日足の5日移動平均線がまっすぐになっています。
次に逆N形ですが、逆NとはNというアルファベットが逆向きになったようなチャート形状を指しています。
下落が始まって、5日移動平均線が下向きになりますが、一旦途中で横向き、あるいはやや上向きになることがあります。
しかし上昇トレンドに転換することなく、再度下落が始まるのが逆N形の特徴です。
株価暴落時のトレード方法
株価の暴落が始まったタイミングでエントリーするのが最も理想ですが、ほとんどの人は暴落のタイミングがどこなのかわからないため、エントリーできないのが実情です。
また、今まさに暴落しているとき、あるいはある程度暴落してしまった状況では、いつ戻しが入ってきてもおかしくないし、その戻しも大きいため、中途半端なトレードは非常に危険です。
ですので暴落を狙ってトレードをするのではなく、セオリーどおりに売りのタイミングを見計らってエントリーするのが、安全なトレード方法になります。
ではセオリーどおりの安全なタイミングでのエントリーとはどこか解説してみます。
なおスイングトレードで大きな値幅を狙うという手法もありますが、私は最初からスイングで狙っていくのではなく、スキャルピングやでデイトレードで利益がのったら、そのポジションをホールドするという考え方でトレードしています。
横ばいからの下落でエントリー
横ばいからの下落は暴落パターンで説明したように、横ばい(レンジ)をブレイクしてからエントリーを考えるというトレード方法です。
ずっと上昇してきましたが、4月中旬から高値は更新しているものの、やや横ばいになります。
そして5月6日は陽線にはなっていますが、ヒゲで安値を割ってきました。
これで一旦下落するかもしれないという目線が持てるかと思います。
翌7日は陰線になりますが、5分足だと以下のチャートになりました。
エントリーポイント1と2では、結果的にその後同値付近まで戻ってきますので、長くホールドしたい場合は、同値で一旦撤退して、再度エントリーポジションを探すか、あるいは細かく利確していくとよいでしょう。
エントリーポイント3はナイトセッションになりますので、日足は5月8日の陰線です。
ここで大きく下落しているので、暴落するかもしれないと見た場合は、そのままホールドしてもよいかと思います。
逆Nの安値更新でエントリー
逆Nで暴落する場合は、日足ベースで安値更新からエントリーポイントを探すことになります。
上のチャートでは16,400円で高値をつけた後、下降トレンドに転換します。
その後20日移動平均線と60日移動平均線の間で、5日移動平均線が横ばいます。
そして1月24日に安値を更新します。
さらに60日移動平均線の下にも出てきました。
ここでエントリーポイントを探すことになります。
考え方は横ばいから下落でエントリーとほぼ同じです。
まとめ
暴落時のトレードは反発も大きいので、エントリーを間違うと大きな損失を負いかねませんが、うまくエントリーできれば、利幅も大きいので、今後もトレード方法を研究していきたいと思います。
なお暴落がストレート形の場合、暴落の天井を当てるのは至難の業ですので、下降トレンドに乗りながら、スキャルピングやデイトレードで細かく利確しながらトレードするとよいでしょう。
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