
副業投資家のぶんぺいです。
相場で市場参加者が最も注目しているポイントが何かわかりますか?
それは高値と安値です。
高値と安値は相場の値動きが転換した場面であり、将来の値動きに影響を与えることもある、超重要なポイントです。
なのでトレードにおいて基礎中の基礎と言っても過言ではありません。
ということで今回は高値と安値の見方を紹介します。
初心者でも5分でわかるように解説してみます。
高値と安値の見方がわかると、トレードスキルが一気に向上しますので、ぜひ参考にしてください。
なお高値や安値からエントリーポイントを見極める方法は以下の記事で紹介しています。
それではいってみましょう~
目次
高値や安値とは?
高値や安値とは、ある一定期間の最も価格が高かったところが高値であり、最も価格が安かったところが安値と呼ばれます。
この高値と安値ですが、厳密には2つの見方があります。
それは
- ローソク足1本の高値安値
- 相場の高値安値
の2つです。
一般的に高値安値と言えば、チャートの中で価格が上下することでできる高値安値を指します。
しかしながら、基本であるローソク足の高値と安値も改めてみてみたいと思います。
ローソク足の高値と安値
ローソク足とはある時間内の値動きを表した図形です。
1本のローソク足で始値・高値・安値・終値を表します。
陽線も陰線も、始値と終値の間の太い棒の部分が「実体」になります。
そこから上下に伸びる線のことを「ヒゲ」といいます。
高値はヒゲの上部先端のことで、安値は下部先端のことです。
なおヒゲがなく、実体が高値や安値になることもあります。
高値や安値は判断は実体なのか?ヒゲなのか?
基本的には、どちらで見ても構わない、というのが私の意見です。
ただし、わたしなら60分足からそれ以上長い時間軸のローソク足ならヒゲの高値と安値を見ます。
本当の高値と安値はローソク足のヒゲの先端になるからです。
ですので厳密にはヒゲで高値安値を判断するのが正しいです。
しかし相場の状況によっては、値動きに勢いがつきすぎて、オーバーシュートしてヒゲになるときもあります。
その時は時間軸の短いローソク足(1分足や5分足)でもヒゲになっていることがあり、そのようなときは、むしろ実体の高値安値が意識されることがあります。
ということで高値安値の判断は実体でもヒゲでもどちらでもいいと考えます。
ただし長い時間軸のローソク足(60分足、日足や週足など)の高値や安値がヒゲであっても、短い時間軸のローソク足だとヒゲ部分が実体になっていることが多いです。
従って長い時間軸の高値や安値はヒゲを見たほうがいいでしょう。
相場の高値と安値
今度はローソク足が連続で並んだ時の高値や安値について解説します。
まず高値の場合は、相場が上昇して、その後下降したとき、ローソク足の並びが山のようになります。
その山の頂点が高値です。
一方、安値の場合は、相場が下降して、その後上昇したとき、ローソク足の並びが谷のようになります。
その谷の底が安値です。
そしてどのような相場でも高値と安値を繰り返しながら値動きは推移します。
要するにジグザグに動くということです。
これはどのような時間軸のチャートであっても、同じようにジグザグになります。
高値や安値を利用したテクニカル分析やチャートパターン
多くのトレード手法は高値や安値の考え方を取り入れています。
以下は高値や安値を利用したテクニカル分析やチャートパターンを紹介します。
高値安値でトレンドを判断するテクニカル分析
まずは上昇トレンドや下降トレンドです。
トレンドを見るのに高値や安値の位置を見ます。
高値と安値の両方が常に切り上がっているうちは、上昇トレンドが継続していることになります。
また高値と安値の両方が常に切り下がっているうちは、下降トレンドが継続していることになります。
そして高値または安値のいずれかがトレンド方向に更新しなくなったら、そのトレンドは終了することが多いです。
高値や安値が取り入れられたチャートパターン
チャートパターンとは、規則性のあるローソク足の動きのことです。
チャートパターンどおりになれば必ずそのとおりの値動きになるとは限りません。
しかしチャートではよく見られるパターンですので、覚えておいて損はありません。
まずはダブルトップとダブルボトムからです。
高値や安値が2回同じような位置になり、そこから下降または上昇することです。
ダブルトップがより確実に機能するときは、高値が前の高値を超えられずに下降するとき。
そしてダブルボトムがより確実に機能するときは、安値が前の安値を超えられずに上昇するときです。
三尊や逆三尊
三尊は、真ん中の高値が最も高く、ネックラインが右肩下がりになると、下降しやすい傾向があります。
そして逆三尊は、真ん中の山が最も低く、ネックラインが右肩上がりになると、上昇しやすい傾向があります。
いずれも高値と安値によって形成されるのが特徴です。
高値や安値が一定のライン付近で反転するチャートパターン
高値や安値が一定のライン付近で反発すれば、それはレジスタンスラインやサポートラインと呼ばれます。
高値が同じ価格帯で止まるとき、その価格帯に引いたラインをレジスタンスラインと呼びます。
また安値が同じ価格帯で止まるとき、その価格帯に引いたラインをサポートラインと呼びます。
いずれも高値や安値を基準にラインを引くことになります。
トレンドライン
トレンドラインはレジスタンスラインやサポートラインの斜めバージョンと考えてください。
上昇・下降いずれのトレンドラインも、①からのラインの延長線上(②以降)で反発すれば、トレンドラインが確定します。
高値安値の数値をベースにしたインジケーター
フィボナッチリトレースメントとは高値と安値から算出されるインジケーターです。
よくフィボナッチと呼ばれます。
高値と安値の両方を基準に、どれだけ戻すのかを見るための指標になります。
なぜ高値と安値は重要なのか?
これまで高値と安値の見方、および高値と安値を利用したチャートパターンやテクニカル分析を見てきました。
見方や使われ方はわかったが、なぜ高値や安値はそんなに重要なのか?という疑問があるかもしれません。
ここでは高値や安値がいかに重要であるかを解説してみます。
市場参加者の誰もが見ている
高値や安値は市場参加者のほとんどが意識するポイントです。
なぜ意識するポイントなのか?
それは高値や安値が売買の攻防が繰り広げられる節目になっているからです。
まず新規に売買したい人は大きく2つに分かれます。
高値や安値を抜けてトレンド方向にエントリーしたい順張り派と高値や安値で反発を狙う逆張り派です。
多くの順張り派は、高値や安値を抜けたらエントリーしたいと考えます。
そして多くの逆張り派は、高値や安値でピンポイントに逆張りエントリーを狙っています。
いずれもエントリーする方向は別々ですが、見ている高値や安値のポイントは同じなのです。
そして利確やロスカットのターゲットも高値や安値に置くことがあります。
順調に利益が伸びているとしたら、利確するためのターゲットを高値や安値に設定することがあります。
理由は高値や安値のポイントで逆張り派の勢力が優勢になったら、価格が反発してしまうからです。
そしてロスカットも高値や安値に置かれることがあります。
例えば高値や安値のポイントで逆張りエントリーしたとします。
しかし逆張り方向に価格は伸びず、逆に高値や安値を超えていったとします。
そうなると高値や安値付近で逆張りエントリーした人のロスカットが増え、値動きに勢いがついてしまい、含み損が一気に増えることがあります。
逆張り派はエントリーする前からそのような状況も想定しているため、高値や安値付近にロスカットを設定しているのです。
トレンドがわかる
テクニカル分析やチャートパターンで見たように、高値や安値の位置関係がわかればトレンドがわかる、というメリットがあります。
高値や安値が切り上がっていればそれは上昇トレンドになります。
そして高値や安値が切り下がっていればそれは下降トレンドになります。
また高値や安値がほぼ同じ水準で推移するときはレンジまたはボックスと呼ばれます。
このように高値や安値を見ることで、トレンドがどの方向に出ているのかを判断することができるんです。
なぜトレンドの判断が必要なのか?
それは今のトレンドから価格が今後どの方向に動きそうか予測するためです。
特に順張りトレードをするならトレンド方向を理解することは必須です。
そのためにも高値や安値がどこにあるのか理解することは絶対条件になりますね。
逆張りトレード派にとっては絶好のポイント
逆張りトレードにはいろんな方法があると思いますが、やはり高値や安値を目安にしてトレードするスタイルが最も多いと思われます。
特に同じところで複数回反発した高値や安値はレジスタンスやサポートになり、次回も反発する可能性が高くなります。
逆張りトレードのメリットは、高値や安値、またレジサポラインにピンポイントでエントリーする場合、利益を最大化しやすい点ですね。
ピンポイントでエントリーするということは、利益が出たときに、大きな値幅が取れるということです。
また高値や安値、サポレジラインを逆に突破したら、ロスカットだと判断しやすいこともあります。
ただし高値や安値、サポレジラインが強力であればあるほど、突破したときの値動きの勢いは速いので、ロスカットは即時に判断する必要があります。
まとめ
トレードの基礎である高値や安値の見方はわかったでしょうか?

初心者でも5分でわかるようできるだけ簡易な表現で説明してみました。
高値や安値を見るときは
- ローソク足の高値や安値
- 相場の高値や安値
の2つを意識してください。
そして、様々なテクニカル分析やチャートパターンは高値や安値が使われています。
それらのテクニカル分析やチャートパターンを理解するためにも高値や安値の意味を知ることが前提になります。
また高値や安値はほとんどの市場参加者が見ているポイントです。
トレードをする際には、重要な高値や安値がどこにあるのか、事前にチェックするようにしましょう。
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- 再現性の高い場面だけを見つけてトレードすること
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ぶんぺいでした。